SKINCARE LAB.

肌の基礎知識

マスクなしの生活は待ったなし!今こそスキンケアルーティーンの見直しを!

2023.06.26

  • #セラミド
  • #バリア機能
  • #マスク生活
  • #夏のスキンケア

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暑くなるにつれて脱マスクが加速度的に進みそうな社会情勢。自粛モードからランチ会や飲み会などマスクを外して人に会う機会が増え、写真を撮る頻度やメイクをする頻度は以前より増加し始めるはずです。

今まで隠してきた肌を、自信を持って見せる準備はできていますか?脱マスク生活が近づく今だからこそ、スキンケアについて見直してみませんか?

マスク生活で起こった肌変化とは?

そもそもマスク生活で肌環境はどのように変化したのでしょうか? 長時間のマスク着用によって、摩擦による刺激や温度・湿度差による影響、皮脂量の低下などのストレスが肌にかかることで、肌のターンオーバーのリズムが乱れ、未熟な細胞が肌表面に現れやすくなり、バリア機能が低下します。バリア機能が低下すると、十分に水分を蓄えられず、乾燥や敏感な肌状態を引き起こしてしまいます。

その結果、今まで通りのスキンケアを行っても、肌荒れをしやすくなったり、余計に悪化することで治りづらいマスク荒れが起こるといわれています。

*1:日常的なスキンケアにより素肌が整った状態のこと

メイクする頻度増!夏のトレンド肌にはスキンケアが重要

脱マスク生活にあたって、メイクをする機会は以前に比べて増えていきます。今年の夏のトレンドは隠れがちだった肌にハリ感を感じさせることが出来る“ツヤ肌ベースメイク”です。ツヤ肌は光を味方につけるために、ハイライトの仕込みが重要となります。

ハイライトは顔に立体感を生むことが出来ますが、光を集める分毛穴や肌の凹凸まで目立たせてしまうことも。さらに、皮膚が薄く、マスクの摩擦を受けやすい目の下ゾーンもマスクをしないことであらわになり、メイクの印象を左右します。目の下の三角ゾーンは顔の印象を左右する重要エリアである一方、毛穴が目立ちやすい部分であるため、ハイライトが悪目立ちしてしまうなんてことも。

これらは、どれだけ最新のメイクアイテムに頼っても解決するのは簡単ではありません。また、マスク生活でバリア機能が脆弱な肌は乾燥しやすく、潤いを補うために皮脂が過剰分泌しやすい環境になっているため、出かける前はきれいでも、夕方にはメイクがドロドロに崩れてしまう現象も起こりやすくなります。

だからこそ、スキンケアで肌の土台をしっかり整えることは夏のトレンドメイクには大事な工程の1つとなります。この機会に今までのスキンケアを見直してみましょう。

自信を持った肌を作るためのスキンケア方法とは?

マスク生活によってデリケートになっている敏感な肌には、【正しい方法での洗顔】と【たっぷりの保湿】が重要となります。この2点を行うことで、肌本来の潤いバリア機能を整え、肌のすこやかさを保つことが出来るのです。

洗顔は素早く優しくが鉄則

クレンジングや洗顔の際にゴシゴシと肌をこすってしまっていたり、熱いお湯で洗い流したりしていませんか?これでは肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が乾燥してしまいます。正しい洗顔方法は、【摩擦を起こさぬよう指先に力をかけず、やさしく】が鉄則です。

長時間の洗顔は必要な油分も洗い流してしまうため、汚れも落としつつ、潤いを奪わない〈1分洗顔〉を目安にしてみてください。やりがちなNG洗顔は、シャワーを直接顔に当てることです。水圧で肌がダメージを受ける可能性が高くなるため、32~34℃程のぬるま湯で優しく手で洗い流すことをおすすめします。

たっぷりの保湿

洗顔後は皮脂が洗い流されて乾燥しやすい肌状態なので、目安として5分以内に保湿を行うとよいでしょう。保湿を行う時もゴシゴシと擦って浸透させるのは*2、絶対にNGです。化粧水を手のひらに出して、体温で軽く温めると肌なじみが良くなります。コットンで馴染ませるときも、こすらず優しく馴染ませるように心がけましょう。

化粧水で潤いを与えたら、必ず乳液やクリームなどで潤いのフタをします。化粧水後1~2分程度おいてから乳液を塗ると、より効果的なスキンケアが可能です。油分を多く含む乳液等でフタをしないとせっかく化粧水で与えた潤いが蒸発して乾燥を招き、皮脂の分泌が過剰になり逆にべたついてしまうので気をつけてくださいね。

夏などの暑い時期にべたつきを感じて乳液等を使わない方がいるかもしれませんが、その場合はオールインワンタイプのスキンケアを選ぶのもよいでしょう。

*2:角質層まで

ただスキンケアを行うのはもったいない!おすすめの成分は?

肌には欠かせないセラミド

「肌本来の潤いバリア機能を整え、肌のすこやかさを保つ」ために欠かせない潤い成分の【セラミド】は、肌表面にある角質層に存在し、肌内部の潤いを保持し、外部刺激から肌を守るバリア機能を持っています。肌のセラミドは、洗顔のしすぎや生活環境、加齢などの理由により減少します。

肌の潤いを保つために、セラミドが配合されたスキンケア化粧品の使用がおすすめです。乾燥を防ぐことで、肌のバリア機能を整えることが継続的な保湿ケアでは重要です。

効果的なセラミドの選び方

化粧品に配合されるセラミドは天然、植物性、合成、ヒト型の4種類に分けられます。その中でも、ヒト型セラミドは人の肌にあるセラミドに非常に近い構造を持っており、肌となじみやすいため、ヒト型セラミドが配合されている化粧品を選ぶとよいでしょう。

ヒト型セラミドは7種類あり、それぞれに異なる特徴をもっています。中でもセラミドNGは、人の肌に最も多く存在しており、肌への浸透力や親和性に優れているため高い保湿力があります。セラミドNGが含まれるスキンケア化粧品は特に、マスク生活によって乾燥・敏感になっている肌の悩みを改善するに効果的といえるでしょう。

心も肌も軽やかに

脱マスク生活が近づく今、嬉しさの反面、早急な肌ケアが必要です。キメが整い、ふっくらとした素肌を手に入れることで日々の生活がさらに楽しくなります。メイクの頻度や写真を撮る機会が増える前に、今から肌改善*していきませんか?自信を持って肌を見せられるように肌の土台を作る準備をしていきましょう!

*:日常的なスキンケアにより素肌が整った状態のこと